Q: | 培地の表面に水滴がついているが、使用上問題ないか? |
| 培地表面を乾燥させてからご使用下さい。乾燥方法はシャーレのフタを下にした状態で、孵卵器に入れます。 孵卵器に入れる時間は、概ね15〜20分程度です。培地成分に変化はありません。水滴がついたまま培養すると、水滴によってコロニーが流れたり、ふやけたりして正確な検査ができません。 |
Q: | マデック寒天培地だけでサルモネラの検査はできるか? |
| いいえ、できません。前培養としてEEM液体培地などでの増菌培養が必要です。 マデック寒天を用いた検査手順と成分 |
Q: | EZ2C寒天培地でコロニーはどのようにできるか? |
| EZ2C寒天培地は大腸菌群と大腸菌を区別して検出できる培地です。 大腸菌群は、コロニーがサーモンピンクないし赤色になります。大腸菌はコロニーが濃青色ないし紫色になります。 外観の異なるコロニーを形成することで大腸菌群と大腸菌とを視覚的に区別できます。 この培地の同等品は、メルク社製の「クロモカルトコリフォーム寒天培地」です。 |
Q: | デソキシコレート寒天培地とEZ2C寒天培地とはどのように違うのか? |
| デソキシコレート寒天培地は、大腸菌群の検出、EZ2C寒天培地は、大腸菌群と大腸菌の両方を区別して検出できます。 |
Q: | 生培地はどのようにして使用するのか? |
| 培地面に、検体0.1mlを滴下して、速やかにコンラージ棒などで培地全体に塗末して下さい。 無菌調製済みですから、改めての滅菌などは必要ありません。 ご使用時に培地表面が、凝固水などでぬれている場合や、表面に水滴がついている場合は、フタを下にした状態で20分ほど孵卵器に入れ、培地表面の水滴を蒸発させてからご使用ください。 |
Q: | 培地の種類で培養温度・時間は異なるのか? |
| はい、異なります 標準寒天では35℃で48±3時間です。 デソキシコレート寒天培地では35℃で18〜24時間です。 CP加ポテトデキストロース寒天では25℃で2〜7日間です。 マデック寒天では37℃で18〜24時間です。 TCBS寒天では37℃で24〜48時間です。 卵黄加マンニット食塩寒天では35℃で24〜48時間です。 EZ2Cでは35℃で24時間です。 卵黄加NGKG寒天では35℃で18〜24時間です。 |
Q: | デソキシコレート寒天培地にピンク色のコロニーが出るということは大腸菌群があるということか? |
| はい、そうです |
Q: | 生培地を使用して落下菌検査はできるか? |
| はい、落下菌試験に使用できます。 |